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YAMLについてはこれだけ知っていればいいだろう。
Google App Engine(GAE) では、作成するアプリケーションの情報を"app.yaml"というファイルに記述する。そして、そのデータの記述方法が"YAML"だ。
"ML"の文字があるので、マークアップ言語(Markup Language)かと思うが、"YAML"は、"YAML Ain't a Markup Language"の略で、「マークアップ言語ではない」とのことだ。だが、わざわざそのようなことを言うのだから、マークアップ言語に近い用法があると考えることもできる。
"YAML"の解説にざっと目を通した第一印象は、「ブロックスタイルのあるJSON」というものだ。
というのは、記述の書式にフロースタイルとブロックスタイルの2つがあって、フロースタイルは、JSONとほとんど同じだからだ。
フロースタイルで配列("YAML"ではシーケンス-Sequence)は
[aaa, bbb, ccc]
フロースタイルでハッシュ(連想配列、"YAML"ではマッピング-Mapping)は
{A: aaa, B: bbb, C: ccc}
のように表す。
ブロックスタイルの配列("YAML"ではシーケンス-Sequence)は
- aaa
- bbb
- ccc
ブロックスタイルでハッシュ(連想配列、"YAML"ではマッピング-Mapping)は
A: aaa
B: bbb
C: ccc
のように表す。
そして、シーケンスとマッピングとは、それがフロースタイルであれ、ブロックスタイルであれ、互いに内包することができる。
その他に知っていればよいことは次のような点だろう。
- ブロックスタイルの場合、スペースのインデントにより階層構造を表現する。
- "#"以降行末までがコメントとして扱われる、
- "---"は、ドキュメントの句切り。# 1つのファイルに複数のドキュメントを記述可能。
- 1つの値を格納するデータ型(スカラー)として、次のものがある。
- 整数
- 浮動小数点
- 真偽値 (true, yes, false, no)
- Null値 (null, ~)
- 日付 (yyyy-mm-dd)
- タイムスタンプ (yyyy-mm-dd hh:mm:ss [+-]hh:mm)
- 文字列 # 上記以外の書式は文字列とみなされる。
2010/06/26 (Sat.) Trackback() Comment(0) Google App Engine
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