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Google Chart API。Google-O-Meter。
「東京電力需給状況」のページで利用しているWEBサービスについて、数回に渡って紹介しています。
前々回 「電力使用状況API」
前回 「Google Ajax API」「jQuery.getJSON()」
今回は「Google Chart API」。
「東京電力需給状況」のページでは、「Google Chart API」の中の「Bar Chart」という棒グラフタイプのグラフを利用しています。そこでは、時間を横軸に取って時間的変化を見れるようにしました。ただ、時間を複数取ると少し複雑な処理が必要になります。そこで、今回は、シンプルなデータでもインパクトのある「Google-O-Meter」を利用します。
Google-O-Meter
「Google-O-Meter」は次のようなチャートです。
機械の計器のような形をして針が値を示します。
上記のイメージのソースURLは、次のとおりです。
https://chart.googleapis.com/chart? chs=200x150 &cht=gom &chco=00FF00,FFFF00,CC0000 &chxt=x,y' &chd=t:百分率; &chxl=0:|使用量|1:|0|供給量 &chtt=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%8E%87| 日付+時刻%E6%99%82|百分率%+(%E4%B8%87Kw)
1行目は「Google Chart API」に共通するものです。これを見てわかるようにイメージは、Google のサイトから送られてきます。「?」以降に記述するパラメータを元に、Google が PNGイメージを生成して返してくれるのです。随分太っ腹ですよね。
Google-O-Meter のパラメータ
サイズ(chs : Chart Size)
イメージのサイズを「chs=幅x高さ」で指定します。掛け合わせて、300,000ピクセル以内に収める必要があります。幅、高さの限度は、両方とも「1,000」です。
種類(cht : Chart Type)
グラフの種類を「cht=種類」で指定します。「Google-O-Meter」は "gom" です。
色(chco : Chart Color)
グラフの色を「chco=色」で指定します。複数の色を指定する場合には、カンマで区切ります。「Google-O-Meter」の場合、この順番で左から右にグラデーションがかかります。
軸の表示(chxt : Chart Visible Axis)
グラフに表示する軸を「chxt=軸」で指定します。複数指定する場合には、カンマで区切ります。下が「x」、左縦が「y」、上が「t」、右縦が「r」です。
軸のラベル(chxl : Chart Axis Label)
1番目の軸を「0:」とし、指定した軸に表示する目盛をパイプ「|」で区切って指定します。
データ(chd : Chart Data)
データのフォーマットには何種類かあります。基本的なテキスト形式(Basic Text Format)がよく利用されます。その場合には「chd=t:値」のように記述します。値が複数ある場合にはカンマ「,」で区切り、系列が複数ある場合にはパイプ「|」で区切ります。「Google-O-Meter」の場合、全体を100とした場合の値の割合を値とします。
タイトル(chtt : Chart Title)
グラフのタイトルを「chtt=タイトル」で指定します。スペースは「+」、改行は「|」。日本語は URIエンコードします。
テスト用サンプル
下のテキストボックスに「Google Chart API」にリクエストするURLのサンプルを置きました。内容を書き換えて、ブラウザのアドレスバーに入力してみて下さい。
なお、URIエンコードは「encodeURIComponent」のページで変換できます。
また、最新の東京電力使用量率のグラフは「東京電力使用量率チャート」のページでご覧になれます。
次回は、これまでの内容を元に動的にグラフを作成しましょう。
2011/04/30 (Sat.) Trackback() Comment(0) Google Chart
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