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日本製BaaS:appiaries を使ってみる。その4
今回は、日本製のBaaS:appiaries(アピアリーズ)のユーザー機能の使い方について簡単に説明します。
前回の記事「日本製BaaS:appiaries を使ってみる。その3」で紹介した「お試しアピアリーズ・ユーザー投稿掲示板」のページを作成したときのポイントを示しましょう。
要点は次の4点。
- コールバックURLを設定する。
- JSONオブジェクトの作成権限を"SIGN IN"とする。
- ページに認証ページへのリンクを設定する。
- 認証後の処理を記述する。
- 投稿ボタンを押したときの処理を記述する。
コールバックURLを設定する。
「コールバックURL」は appiaries(アピアリーズ)がユーザー認証を行った後に戻ってくるページです。
appiaries(アピアリーズ)での「コールバックURL」の設定は、「アプリ詳細」の「OAuth編集」で行います。
「お試しアピアリーズ・ユーザー投稿掲示板」では、そのページのURL「https://api-datastore.appiaries.com/v1/bin/_sandbox/message/board/sign_1_0_1/_bin」自体を「コールバックURL」に設定しています。簡便だからです。
「コールバックURL」のページで、いったんアクセストークンなどのパラメータを保存する方法もありますが、少し複雑になります。
appiaries(アピアリーズ)での「コールバックURL」の設定は、3つまで設定できますが、複数設定した場合は、リクエスト時にどの「コールバックURL」を使用するのか指定する必要があります。
appiaries(アピアリーズ)のチュートリアル「OAuthによるサインイン処理」も参考にして下さい。
JSONオブジェクトの作成権限を"SIGN IN"とする。
appiaries(アピアリーズ)での権限レベルは、"ALL"、"SIGN IN"、”OWNER”、”ADMIN”の4種類です。「作成」、「参照」、「更新」、「削除」ごとにこれらのアクセス権限を設定します。
「お試しアピアリーズ・ユーザー投稿掲示板」では、投稿を appiaries(アピアリーズ)のユーザーに限定しますので、「作成」権限は"SIGN IN"です。また、投稿内容は公開しますので、「参照」権限は"ALL"です。なお、「更新」権限は”OWNER”、「削除」権限は”ADMIN”としています。
appiaries(アピアリーズ)でのアクセス権限の設定は、コレクション作成時には「datastore manager」>「データベース」>「コレクションの作成」で行います。
appiaries(アピアリーズ)のチュートリアル「ユーザーインターフェースの用意」も参考にして下さい。
appiaries(アピアリーズ)でユーザー機能を用いる場合の基本的な設定は、上記の「コールバックURLの設定」と「コレクションのアクセス権限」です。
これらの基本設定後の処理部分の記述については、次回説明します。
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2013/08/29 (Thu.) Comment(0) appiaries
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