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日本製BaaS:appiaries を使ってみる。その2
前回の記事「日本製BaaS:appiaries を使ってみる。」では、 appiaries(アピアリーズ) をファイル置き場として利用する例のひとつに、「お試しアピアリーズ」を紹介しました。
広告なしの無料ホームページ代わりになりそうですが、それだけでは appiaries(アピアリーズ)がどういうものかを理解するには不十分です。 やはりAPIを利用したいところです。
そこで作ってみたのが、「お試しアピアリーズ・誰かの落書き」。 appiaries の JSONデータAPI を利用しています。 以下、そこで使用している JSONデータAPI とは、どんなものか眺めてみましょう。
JSONデータの取得
単独オブジェクトの取得
appiaries の JSONデータAPI では、オブジェクトのID("_id")を指定して、そのオブジェクトのデータを取得できます。
体験版のデータストア("_sandbox")で、"message"というアプリの"all"というコレクションでIDが"1be51bd3774b562422"のものを取得するURLは次のとおりです。
https://api-datastore.appiaries.com/v1/dat/_sandbox/message/all/1be51bd3774b562422
次のようなJSONデータが返ってきます。
{ "_id":"1be51bd3774b562422", "text":"何、食べた?", "_cby":"_anonymous_", "_uby":"_anonymous_", "_cts":1375702358174, "_uts":1375702358174 }
プロパティ名がアンダーバー付のものは、appiaries で自動的に付加されるものです。 ただし,"_id"は、データ登録時に指定することができます。コレクション内でユニークなものにすればよいので、連番にすることも可能です。 "_cby"、"_uby"は、それぞれデータ登録時、変更時のユーザー。 "_cts"、"_uts"は、データ登録時、変更時のタイムスタンプ(UTC通算秒)です。
複数オブジェクトの取得(検索)
appiaries の JSONデータAPI では、検索条件を付加して複数のオブジェクトのデータを取得できます。
https://api-datastore.appiaries.com/v1/dat/_sandbox/message/all/-;_uts.lt.1375702358174n;
検索条件の最初のハイフン"-"は、オブジェクトIDを指定するのではなく、検索することを示しているようです。
次のようなJSONデータが返ってきます。
{ "_total":3, "_objs":[ {"_id":"f668f6604628647042",(略)}, {"_id":"95cfe19116d83c79b2",(略)}, {"_id":"10433c901af7f83a15",(略)} ], "_start":1, "_end":3, "_prev":false, "_next":false }
アクセス権限
"all"というコレクションは参照権限は"ALL"に設定していますので、すべてのデータを誰でも取得できます。 アクセス権限は、"ALL"のほかに、"SIGN IN"というものがあり、この場合にはサインインしているユーザーに限定されます。 また、"OWNER"という設定すると、そのオブジェクトのオーナーに限られます。 APIからアクセスできないもの、すなわちダッシュボード画面でのみ操作できるものは"ADMIN"という設定をします。
2013/08/26 (Mon.) Comment(0) appiaries
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